2016年12月5日月曜日

通い慣れたホサナとさようなら!新しいホサナとこんにちは!!

YMCAあつぎ保育園ホサナ・ホサナ移転引越しのご報告

12月2日(金)には、通い慣れたホサナとさようならをしました。
みんなで一緒におやつを食べて、最後に 壁に自分の顔や名前を描きました。
卒園した小学生も 一緒に加わり、園児と卒園児による「壁画」ができました。
そして、3(土)と4日(日)の2日間で、リーダーたちが頑張って4階から3階への引越しをしました。
みんなのおもちゃも、保育室の棚も、給食室の食器も、リーダーたちが運びました。

そして5日(月)、いよいよ新しいホサナがスタートしました!
みんなは玄関でキョロキョロしながらおっかなびっくり新園舎へ…。。。
 新しくてピカピカのフロアで、まず幼児礼拝をしました。
アドベント2本目のろうそくに火をともし、
昔々、神さまに言われて引っ越しをしたアブラハムのお話を聞きました。
ホサナも アブラハムと同じように、引っ越してすぐ礼拝を守りました。

これから、楽しいこと、うれしいこと、大変なことも…いろいろあると思いますが、いつも感謝しながら、すごしていきたいと思います。

(主任保育士 中野恵子)

2016年12月2日金曜日

日本にも戦争があった」  ~学童クラブ「あゆの学校」平和月間のご報告~

 

 今年の平和月間には日本国内の平和に着目し、「あゆの学校」では様々な取り組みを行いました。

<平和の図書・平和の鳩>
 
 今年も新たに3冊の絵本を購入。子ども達が日常的に手に取りやすいように配置し、絵本から自発的に考えられる環境を作りました。その中の「ぼくの声が聞こえますか」は戦争の悲惨さを、「平和ってすてきだね」は戦争のない世界の幸せをうたった絵本です。今年は特にこの2冊を取り上げて、リーダーによる読み聞かせで、みんなで考える時間ももちました。「戦争って何色?」「じゃあ 平和って何色だと思う?」「幸せってどんな味かな?」など、子ども達もイマジネーションを働かせ、それぞれのイメージを膨らませていきました。
 
 

 
 話をした後で「平和の鳩」にみんなで取り組み、各自の想いをメッセージに込めました。この鳩は後日のYMCA祭の時に、学童のフランクフルト売り場に飾り、どんな思いを込めてY祭に参加しているかという気持ちを表現しました。
 
 

<ピースキャンプの話>

 Y祭の後になりましたが、夏のピースキャンプに参加した4年生Kくんが作文の朗読をしてくれました。いつも楽しいKくんの真剣な朗読に、最初はヤジをとばしていた子ども達も、だんだんシーンと聞き入っていました。特にKくんのお祖父さんのお兄さんは広島の原爆でなくなっているという話には、ビックリした表情になっていた子もいました。身近のお友達の言葉は、子ども達に響いたようでした。
 
作文に思いをこめて
 
 
<戦争体験 講演会>

 1130()には1ヶ月の平和月間のまとめとして、ワイズメンズクラブの『田中勝子さん』をお迎えし、直接お話しを伺いました。戦時中に女学生だった田中さんが、どんな日常生活を送っていたか、戦争がひどくなるに連れてどんなことが起きていったかなど、市民目線でのお話しをたくさんお聞きすることが出来ました。原爆の話しには、Kくんの作文とリンクすることろがあり絶句していました。また前日のおやつにお芋入りのすいとんを出していたのですが、「おいもなんて贅沢なものは入っていなかったのよ」「・・・味がないね・・」「それも一日一回食べられたら良い方でした」「私達にはおやつだったのに・・・」と、いろいな思いが交錯したようでした。
最後に「今の時代は本当に幸せ!みんな絶対に戦争はしないでね」という田中さんのメッセージに、子ども達も大きく頷いていました。
 
講師の田中 勝子さん
 

田中さんには来ていただいたお礼に「星に願いを」歌い、折り紙で作った飾り物をプレゼントし、とても喜んでいただきました。
 


 今は戦争を実際に体験した方のお話を直に伺う機会が少なくなってきているように思います。子ども達にとっては難しい話だったかもしれませんが、1ヶ月の取り組みを通してそれぞれの心に平和への祈りと感謝が生まれたら良いなと思っています。
この場をお借りしてお話しをしてくださった田中さん、ご紹介くださいました川口さんに御礼申し上げます。
 
 

「あゆの学校」では平和月間が終わった後も、日本のみならず 世界中の様々な問題に目を向けていきたいと思います。

                              (学童クラブ担当 前田享子)