~ 平和月間のご報告 ~
横浜YMCAでは毎年11月を平和月間としており、学童クラブ「あゆの学校」でも毎年子ども達と「平和」について話し合う時間を持っています。
今年はまずおやつの時間のあとに葉祥明氏の「地雷ではなく花をください」を読、どう思うか問いかけてみました。
低学年には難しい話ではありますが、「戦争はやめたほうがいいと思う」「お花がいっぱい咲くといいと思う」という可愛い感想を出してくれました。少し上の学年になってくると、何度か話を聞いたり、意見を求められたりしているので、「攻撃を受けて体や心が傷つくこと」「もしそれが自分の身に起こったら・・・」など、それぞれが考えることが出来るようになってきています。
数日後、「平和って何なんだろう?」というところから、自分が平和から受けるイメージ(色や匂いなど)を想像してみました。子ども達のイメージは、ピンクや黄色などの優しさが感じられる色、暖かいイメージを受ける色がたくさんあがりました。
「ムラサキ!」「青」など自分の好きな色をあげた子の意見に対し、「え?それ平和色なの?」「ちょっと違う気がする」いう声も聞かれましたが、「自分はその色があると嬉しいよ」「なんかつめたい感じがしない?」「薄いムラサキは優しい感じじゃない?」「う~ん
たしかに」など率直な話し合いの時間を持つことが出来ました。その日は「みんなそれぞれの心に平和がある」「ケンカや戦争はよくないね」と子どもらしい感想で話し合いを終えました。
そのあとみんなで、学童ルームの廊下に作った青い空に、メッセージを込めて「平和の鳩」を空に放ちました。
子ども達が大人になった時にも、この気持ちを忘れずに、世界中が平和な気持ちでいっぱいになることを願っています。