YMCAあつぎ保育園ホサナ・日々の保育の様子から「お餅つき」
2019年を迎えました。新しい年の幕開けを飾る「お餅つき」を、全園児が参加して行いました。毎年、厚木ワイズメンズクラブの石井さんにお願いして餅米を提供頂いています。杵と臼もお借りして、その上餅つきの指導までお願いしてしまっています。今年はワイズメンズクラブのメンバーの方が他にも3名、お手伝いで参加してくださいました。
お餅つきのために用意した餅米は、全部で9kg。お餅つきの準備は、給食室のリーダーが3kgずつに分けて蒸籠で蒸しました。
臼に入れた餅米を、こねるところからパイン(5歳児)組の子ども達はやらせてもらいました。最初の餅米をつぶす作業が、力が必要で大変。
石井さんは毎年60kg以上の餅米を一人でついているそうで、蒸したてはまだつぶつぶだったお米が、みるみるまとまっていきました。子ども達もやってみましたが、腰を入れて力がいる作業で、とても大変。
準備ができたところで、子ども達が順番に、杵をふるいました。杵は重いし、お餅は杵にからみつくし、持ち上げるだけでもとても大変です。
「よいしょー!よいしょー!」
乳児はリーダーに手を添えてもらって、幼児は一人でなんとか杵を振り上げて、一人ひとりがみんなでおもちをつきました。
やるのはもちろん、餅つきを見ることさえ初めてのバナナ(0歳児)組の子ども達は、いつもとの雰囲気の違いにおっかなびっくり。メロン(1歳児)組やイチゴ(2歳児)組にもなると、今まで怖がって腰が引けていた子も、興味津々。リーダーに手を添えて手伝ってもらったものの、自分でも杵を持ち上げようと一生懸命でした。
つき上がったお餅を換える際に、まだ蒸し上がったばかりの米粒の餅米を試食させてもらいましたが、普通のご飯よりも弾力があるお米に、不思議な感覚を味わったのではないかと思います。
幼児組は、最初は石井さんに一緒について手ほどきを受けた後、自分一人で餅をついてみました。つぶつぶだった餅米が、白くなめらかな「お餅」に仕上がっていくのを見て、とっても嬉しそうにしていました。
つき上がったお餅は、パイン(5歳児)組の子ども達は自分たちで小さくちぎって、きな粉餅や磯辺巻きにしました。みんなの分も、納豆餅、きなこ餅、磯辺巻きにしてもらい、具たくさんの豚汁と一緒に、お昼ご飯にたくさん食べました。
いつもの給食は食の細い子も、今日ばかりはパクパク食べて、早速おかわりをしていました。杵と臼でついた、しかもつきたてのお餅の味。貴重な味覚として、覚えておいて欲しいものですね。
1月20日(日)には、YMCA体育館でご家族の方にも参加頂ける「こども食堂」のお餅つきがあります。ぜひ今度はご家族の皆さんでつきたてのお餅の味を体験してみてください。
<園長 野澤ひらく>