YMCAあつぎ保育園ホサナ・日々の保育の様子から「魚屋さんがホサナにやってきた!」
給食で使うお魚を卸してくれる魚屋さんにお願いしてホサナに来てもらい、大きな魚をさばくところを見せてもらいました。
魚屋さんが持ってきてくれたのは、立派な「ブリ」。子ども達はお寿司も大好きなものだから、聞いたことがある魚の名前なので興味津々。
魚屋さんはこんなに大きな魚を、よく切れる大きな包丁でさばいていきます。頭を落とし、三枚におろして、半身ずつをみんなが食べやすい大きさに切り分けてくれます。作業はあっという間。手際よく切り身になりました。頭や中骨は、子ども達みんなで触ってもみました。魚の匂いがしました。乳児の中には、さわれない子もいましたけど。
さばいたブリは、給食室の調理リーダーが、身も頭も、中骨もオーブンで焼きました。頭や中骨についた身も、削り取って食べてみました。魚の頭を見て、怖がる子や気味悪がる子はいませんでした。なんといっても格段に脂がのって、トロリとしていて美味しい。そのことが逆に魅力だったようです。
「魚屋さんは朝何時に起きるの?」という子どもからの質問に、「朝の2時半に起きて市場に行くよ。」魚屋さんは朝早く起きて魚を仕入れ、その魚をすぐにさばいて、その日のうちにホサナに届けてくれていることも知りました。
これもホサナの食育の取り組みの一つです。いつもの給食や、家庭で食べるお魚も、切り身で買ってくることが多く、生きていたときの魚の姿をみることはほとんどありません。自分達が口にするものの自然の中での姿、生き物としての姿を見ることで、自然への興味と命を頂く感謝の気持ちが生まれると良いですね。
まずはともかく、「新鮮な魚は美味しい!」ということがわかることが一番大切です。
<園長 野澤ひらく>