ホサナには災害時に備えて3日分の水と食料の備蓄がしてあります。
今日は、防災体験として、備蓄してある「アルファ米」を調理して、食べてみる体験をしてみました。
パイン(5歳児)組の子どもたちに手伝ってもらい、アルファ米に水を加えます。最初はカピカピに乾燥していた「ごはんのようなもの」が、火もお湯もないのに、水をそそぐだけで「ごはん」になることに驚いていた子ども達でした。
できあがった「ごはん」は、アルファ米に一緒に箱にセットされていたふりかけを混ぜておにぎりにして、みんなでそろっておやつでこのおにぎりを食べました。
園長先生から、「地震が起きると、電気もガスも、そして水道も止まってしまうことがあります。でも、たとえ電気やガス、水道の全部が止まってしまっても、ホサナでしまってある水と、このアルファ米があれば、おうちの人が迎えに来てくれるまで、おなかを空かせないで待っていることができます。」というお話しを聞きました。
水をそそぐだけで作ったごはんなので、できたおにぎりも冷たかったですが、おにぎりにするとおいしかったです。おかわりをする子もいました。
5年前の3月11日に起きた東日本大震災。今年卒園するパイン(5歳児)組の子ども達が、ようやく1歳になったばかりのできごとで、当然のように覚えている子はいません。だからこそ普段の避難訓練にあわせて、非常食の体験でも災害に対する心構えを育んでいます。
(栄養士 伊藤紗世)