2015年12月10日木曜日

「とどけ!僕らの思い」 ~東日本復興支援特別講演と街頭募金のご報告~

厚木YMCA サッカークラス  
厚木YMCA学童クラブ「あゆの学校」 ~東日本復興支援特別講演・街頭募金~
厚木YMCAでは、サッカークラスと学童クラブ「あゆの学校」が中心となって、東日本大震災復興支援のための街頭募金活動を行いました。
 今回は福島の写真家・おがわてつしさんに来ていただき、震災後の福島の子ども達の様子を、写真を見ながらお話しを伺いました。おがわさんは、子ども達とその子の宝物を写真に収められています。ぬいぐるみやビー玉、中には「友達が宝物」という子もいて、普段の私たちと変わらない笑顔がそこにありました。しかし 実は室内で撮られた写真が主でした。原発の放射能漏れが原因で、外で遊ぶことが出来ず、学校の行き帰りも車の送迎が必要だったり、自分の家にいつ帰れるか分からない状態だったり、そのために仲間がどんどん引っ越して離れ離れになってしまっていたり、草がボウボウで人が入っていないのが分かる公園や田んぼの写真もありました。自分達の日常と同じようで、何かが違っている・・・ みんないろいろな思いがあったようです。

 「今ある生活は、けっして当たり前ではないんだよ。」「とても幸せなことなんだよ。」というメッセージを胸に、そのあと本厚木駅前で募金活動を行いました。先ほど聞いたお話しが心に残っていたのか、子ども達もリーダー達もみんな真剣に、大きな声で道行く人達に、協力のお願いの声をかけていました。約一時間という低学年のお友達には少し長い時間でしたが、一人ひとりの想いや気持ちが込められていました。募金してくださった方々からも「寒いのに大変だね」「頑張ってね!」など温かい言葉をかけていただき、小さな子から高齢者の方まで、いろいろな方の優しさを感じる時間となりました。



今回は、24人のお友達が参加し、34,075円の募金が集まりました。この募金は、サッカー東日本大会に東北のお友達を招待するために、大切に使わせていただきます。募金してくださった方々はもちろん、この活動に参加してくれた子ども達、リーダー、子ども達を送り出してくださった保護者の方々、すべての方に感謝いたします。ありがとうございました。

(厚木YMCA 前田 享子・永田一誠)