2016年3月6日日曜日

震災からの復興を祈って、凧を揚げました。

厚木YMCAYMCAあつぎ保育園ホサナ・揚がれ!希望の凧2016ご報告

 東日本大震災の発生から5年目を迎えます。未だに震災からの復興をなしおえたとは言えず、被害にあわれた被災地の皆さんのことを思うと、これからも支援を続けていかなくてはいけません。

厚木YMCA、YMCAあつぎ保育園ホサナでは、被災者の皆さんへのエールと、私たちがいつまでも忘れずに心に留めていきたいという願いをこめて、「揚がれ!希望の凧」を昨年に続き開催しました。
私たちの「揚がれ!希望の凧」は参加者一人ひとりがまず凧の自作から始めます。厚木市のある神奈川県央部では、14.5メートル四方畳75畳分、約950Kgものサイズにもなる大凧を揚げる、「相模の大凧まつり」が毎年5月に行われています。私たちの「希望の凧」にも、この大凧まつりに参加している「相模の大凧文化保存会」会員の2名の方がボランティアで来てくださって、20名ほどの参加者に竹の棒と和紙で作る「和凧」の絵付け、骨付け、そして糸目の付け方まで丁寧に指導していただきます。参加者は3歳児から大人まで、凧を作りました。

午前中の2時間で凧を完成させ、午後は相模川の河川敷に移動して凧揚げをしました。予報では雨と知らされていたので心配していましたが、降り出すことはなく、ちょうど良い風の強さでみんなで凧を揚げることができました。

最近の凧(カイト)しか揚げたことのない参加者は、和凧に独得な糸目や、尾の長さなど、風の強さや凧のバランスを取るために調整しなくてはいけないことがあることにとまどいながらも、ボランティアの指導者に教えてもらいながら、次第に高く上げることができるようになっていました。

震災が発生した時刻には参加者全員で集まって黙祷を捧げ、震災の出来事をあらためて心に留める一時となりました。

(YMCAあつぎ保育園ホサナ園長 野澤ひらく)