2016年5月26日木曜日

楽しい想い出に、お米を大切にする心が育つように。

YMCAあつぎ保育園ホサナ・パイナップル組田植え体験のご報告

今日は年長さんの、田植えの日!厚木ふれあいプラザのそばにある、田んぼに行ってきました。天気もばっちり晴れです。
「楽しみ―!」
と始まる前からはりきる子どもたち。
今日の「××ワード」は「きもちわるい!」どきどきしながら田んぼの泥の中に入っていきました。
まずは田植えを教えてくださる石井さんの説明を聞きます。
稲の苗の束を持って、
「この根っこの先についているのがお米の粒だよ」
と、小さな茶色い粒=種籾(たねもみ)を見せてくれました。
「こんなに小さなひと粒からどれくらいのお米が出来ると思う?」
と聞くと子どもたちはうーんと考えている様子。
「このひと粒から約100粒のお米が出来るんだよ」
「へえー!すごいね!」
 次に田植えの仕方です。
「大きな束から稲4本くらい取って、これをぎゅっと田んぼの奥までいれるんだよ」
「ぎゅーっと入れないと、雨で倒れてしまったり抜けてしまうからね」
説明を聞いて、いよいよ田植えの開始です。
まずは田んぼに足を入れるところから・・・
リーダー「せーので片足いれるよ!せーの!」
「・・・。」
なかなか一歩を踏み出せない子もいましたが、
リーダーに励まされて田んぼに足を踏み入れます。
「わー!」
初めての田んぼの感触に興奮する子どもたち。
ずぶずぶと泥につつまれ、足を動かすのもやっとのようです。
田植えをし始めると、とても集中する子どもたち。
「楽しい!」
「ちょっとづつ取って、奥までぎゅっぎゅっ」
リーダーがそばにいなくてもどんどん植えていき、
「次の稲の束ちょーだい!」
とあちこちから聞こえてきます。
今年は「田植えが楽しい!」と思ってくれる子が多かったようで、例年に比べてもたくさんの苗を植えました。
「手伝うよ!」
とみんなで協力して、最後の稲の束まで子どもたちで植えました。
田植えの仕事が終わったら、お待ちかねの泥遊び!

 泥を投げ合ったり、泥のなかでかけっこ競争したり。
始めは嫌がっていた子も、いつのまにか泥だらけになって遊んでいました。
田んぼの中にはいろんな生き物もいます。
「あ!カエル!」
「あめんぼ!」
「おっきいトンボ!」
やはり生き物が大好きな様子。
子どもたちはカエルを2匹捕まえ、最後は田んぼにかえしました。
田んぼの周りに、カモの卵も発見しました。
めいっぱい遊んだ後は、
「楽しかった!」
「また来ていい?」
と子どもたち。
とても楽しんだ様子でした。
さらに、石井さんからバケツに土と稲をもらい、1人1つの「バケツ稲」を育てます。
園に帰ってから教えてもらったように稲を植え、
秋の稲刈りまでお世話をしていきます。
「2粒植えたら、お米200粒できるね!」と、石井さんの話を覚えていた子どもたちでした。
こうした経験が、お米を大切に食べる気持ちにつながってくれると良いと思います。

(保育士 笹山美和 栄養士 伊藤紗世)