2017年6月1日木曜日

6月のホサナだよりから

YMCAあつぎ保育園ホサナ・ホサナだよりから

これは主の御業、
わたしたちの目には驚くべきこと。
( 詩編118編23節 )

 先日、パイナップル組の子どもたちと一緒に、田植えの体験に行ってきました。毎年、おもちつきでもお世話になっている、石井さんの水田で、稲を植える体験をさせていただいています。水をひいてしろかきも終わった田んぼに裸足で入る子どもたち。最初はおっかなびっくりで、そろそろ入っていっていきました。
  石井さんに、「2~3株をつまんで、しっかり泥の中にいれるんだよ。」と教えてもらって、作業に取りかかりました。植える間隔がマークで示されたロープを目印に、一列ずつ植えて行きましたが、とても上手に植えていました。私はロープを持ちながら移動して、植える場所を示していましたが、横一列に並びながら植えていく子どもたちの作業のあとには、綺麗にそろった稲が並んで、風に揺れていました。
自分たちが植えた稲が、季節と共に育ち、いずれ自分たちの食卓にあがります。例年秋は、天候に恵まれなかったり、行事と重なったりで、なかなか稲刈りの体験はできませんが、バケツに田んぼの土をお借りして植えた稲の育つ様子は、ホサナでも見ることができます。
自分たちが植えた稲が育ち、穂が出て花をつける様子を見ると、子どもたちはそのひとつひとつの変化に驚きます。稲穂がたれて実ると、収穫が近いことに喜びます。こういった日々の驚きや喜びは、子どもたちの成長にとても大切なことだと思います。神さまは、子どもたちの周りに命の育みをもって、驚きと喜びのチャンスを与えてくださっています。
今年の5月は、気温が高い日が多かったですが、子どもたちは毎日元気に外遊びに出かけていました。バナナ組の子どもたちも、ベビーカーから降りて公園で遊ぶことができるようになってきました。メロン組の子どもたちも、バギーから降りて、自分の足で歩きたい子が増えてきています。初夏を思わせるこの清々しい季節に、思いっきり外で遊んで、身体を動かし、太陽をいっぱいあびてみんなも大きくなってくれることを祈っています。

≪園長 野澤ひらく≫