2017年10月28日土曜日

実際に起こるであろう場面を机上で体験しました。

YMCAあつぎ保育園ホサナ・社会福祉施設職員のための防災研修「HUG研修会」

 ホサナ主催の地域活動の一環として、昨年に引き続き、東京経済大学名誉教授の吉井博明先生をお招きして、厚木市内の社会福祉施設に勤務する職員の皆さんを対象にした「第2回HUG(避難所運営ゲーム)研修会」を開催しました。
HUGは、避難所運営を皆で考えるためのひとつのアプローチとして静岡県が開発したものです。避難者の年齢や性別、国籍やそれぞれが抱える事情が書かれたカードを、避難所の体育館や教室に見立てた平面図にどれだけ適切に配置できるか、また避難所で起こる様々な出来事にどう対応していくかを模擬体験する研修です。
ゲームの進行により次々と読み上げられる180のカードには、避難してくる人の住居の状況や、怪我の有無などの健康の状態が記されています。4名ひと組のチームになって、即座に状況を判断し、避難所への受け入れを決め、机上の避難所の見取り図に収容していきます。時に対応に苦慮する課題も、カードには含まれており、実際に起こるであろう場面を、机上で体験し、必要な心構えを学ぶ研修になりました。
今回は、厚木市危機管理課より、体験のために非常用備蓄食の提供を受けたので、研修の休憩時間に参加者で食べてみました。実際にいくつかの施設で備えられているものと同じ備蓄食です。
 <園長 野澤ひらく>