2021年7月28日水曜日

折り鶴を通して想いを広島へ届けよう!

みなさん来週8月6日は何の日かご存じでしょうか?

この日は広島へ原爆が落とされた日です。横浜YMCAや全国のYMCAでは、毎年広島へ千羽鶴を作って献納しています。

 では、なぜ千羽鶴を折るのでしょう?

「折鶴を千羽折ると願いが叶う」と信じて病床で鶴を折り続けた少女がいました。彼女の名は、佐々木禎子さん。

2歳の時に原爆による黒い雨で被爆し、およそ10年後に突然白血病と診断され8カ月の闘病生活を送りました。彼女の母親は少しでも生きて欲しいという願いから、「折鶴を千羽折ると願いが叶う」という話を聞かせました。実際に禎子さんは千羽以上の鶴を折り続けたと言われています。

この話に心を打たれた同級生や当時広島YMCAの会員だった河本一郎さんを筆頭に1955年に募金活動が始まり、やがてそれが全国に飛び火。3年後の1958年5月5日に広島平和記念公園内に禎子さんをモデルとした、「原爆の子の像」がたてられました。

そして現在まで、核兵器の悲惨さの認識と核廃絶のへの取り組みとして、全国のYMCAからたくさんの鶴を「原爆の子の像」に献納してきました。平和な世界の実現の為に折鶴を通じて皆さんの想いを繋げましょう!

厚木YMCAでは8月23日まで折り鶴を募集し、千羽鶴として広島へ献納します。

厚木YMCAにも折り紙を用意していますが、市販の(15cm角)の折り紙を使用いただいてもOKです。ただし、千羽鶴にしますので黒と白の折り紙は避けてください。また、頭と尻尾は折らないでください。

みなさまのご協力をお待ちしています。

(厚木YMCA健康教育部 浅沼)