2021年8月23日月曜日

【厚木YMCA 学童クラブ「あゆの学校」】平和ってなんだろう?

 ~ 広島YMCAとの平和の学び ~


 横浜YMCAの学童クラブでは、毎年8月に広島YMCAと一緒に、「平和について」「戦争って何だろう」という学びを深めています。

本来は毎年4年生以上の子ども達が広島に足を運び、現地の方のお話しを直接伺ったり、原爆ドームや平和公園を見学したり、生の体験をするのですが、昨年 今年はコロナ禍の中で、叶うことが出来ませんでした。 


 厚木YMCAでは夏休みに入るとすぐに折り鶴を折りはじめました。毎年のことなので、上級生のお兄さん、お姉さんは、自由時間などにおしゃべりしながら折ってくれています。1年生には鶴を折ることは難しいのですが、なぜみんなで鶴を折るのか、この鶴にどんな思いを込めるのか、そして折った鶴はどうするのかなどお話しして『折り鶴教室』を始めます。先生は3年生以上の子ども達が担ってくれました。

たどたどしい手つきで折った鶴は、どこか歪んでいても、初めて自分で折りあげた鶴を、1年生はみんな誇らしげに見つめていました。


絵本を読んだり、戦争のお話しを聞いたりしながら、少しずつそれぞれの心の中に、今の自分達の毎日が当たり前だけど当たり前じゃないということが分かってきます。

 広島YMCAのたけおリーダー(中奥リーダー駅)の「平和ってなんだろうね」「ケンカや争いごとはどうしておこるのかな?」という難しい問題にも、子ども達にも分かるような言葉でお話ししてくださいました。

戦争で命を落とすことは怖いこと。でもけんかで誰かの心を傷つけることも、同じくらい怖いこと。そしてそれはフッとしたことで、自分達もやってしまっているかもしれない。みんなで考えるきっかけの時間となりました。

鶴を作りながら、平和を願う心。一緒に鶴を折ってくださる保護者の皆様。子ども達と常に共にいて寄り添ってくれるリーダー達に、今年の夏も感謝しています。


(学童クラブ「あゆの学校」担当  前田 享子)