~ 東日本大震災について ~
3月11日・・・ 9年前に東北地方で大きな地震があった日です。
しかし 今のあゆっ子達は、ほとんどの子が生まれていなかったり、まだ記憶に残っていない位 幼かったりの頃の話です。
この日 14:30からお話しを始めました。「今日は何の日か知ってる?」という問いには半数以上の子が答えることが出来ていましたが、「生まれてなーい」「まだ赤ちゃんの頃だから分かんない」という率直な意見。まず リーダーが簡単な概要を話します。
リーダー達がその瞬間、どこにいて何をしていたか、周りの様子はどうだったか、その後「あゆの学校」ではどうしたかなど話しました。身近なリーダーや自分達が過ごしている学童の様子に、子ども達は静かに耳を傾けました。
お話を聞く子ども達 |
14:46・・・黙祷・・・
当日 何があったのか、地震のこと、津波のこと、原発の問題。リーダーがスケッチブックにまとめてくれて、それを紙芝居のように見ながらお話を聞きました。
ちょうど 震災から5年度に現地にボランティアに行ったリーダーが、現地のおじいちゃん、おばあちゃんの生の声を伝えてくれました。
日常生活のリアルな声は、幼い子ども達の心にも刺さったようでした。
そのあと大川小学校でかけがえのないお子さんを亡くされたお母さんたちの声をまとめた絵本、原発事故で当たり前の生活を失った子ども達の写真集などを見て、現地に想いを寄せました。
お母さん達の声が心に刺さります。 |
失った命や生活は、元には戻らない。自分達にも明日起こるかもしれない。
その中で今、自分に出来ること。考えること。行動すること。
現在 賑やかな生活を送っていますが、いつもと違った時間が流れたひと時でした。
(厚木YMCA 学童クラブ「あゆの学校」担当 前田 享子)