2020年10月19日月曜日

【厚木YMCA 学童クラブ】『動いて歌おう!』

~ 手話ソング&リズムソング ご報告 ~


季節はすっかり秋に変わりました。相変わらずのコロナ禍の中で、「あゆの学校」でも2ヶ月に1度行ってきた歌唱の時間も取れなくなって、子ども達の歌いたい欲求も溜まってきました。

そこで体で表現しながら歌ってみようということで、『手話』と『リズム打ち(ボディーパーカッション)』の二つを取り入れてみました。曲はあゆっ子にはおなじみの「あゆっ子節」・・・ しかし今年は大きな声を出すことは控えていたため、1年生は「知らない」「聞いたことあるような気もするけど・・・」くらいの認識でした。歌詞カードを準備して、1年生はそれを見ながら、他の学年の子達は、何も見ないでも歌えます。歌の練習は1回で済ませ、早速 手話の練習です。手話というのは、ただダンスのように手を動かすのではなく、一つひとつの動きには意味があること、聴覚に難がある人には、これが言葉となってコミュニケーションをとることができるのだということも教えてもらいました。


説明を受けると、「あ~ なるほどね」と納得することが多く、子ども達は喜んで動きの練習に取り組みました。一番簡単にした手話でしたが、自分達のテーマソングを歌うことが出来て、みんな あまり声を出せなくても満足げな表情でした。




 翌日は同じく「あゆっ子節」に手拍子をつけて歌ってみました。

最初は小さな声で歌っていましたが、だんだん声が大きくなってきて、マスクをつけているとはいえ、リーダー達はヒヤヒヤです。みんな やっぱり自由にしているようでいて、「飛沫が飛ばないように」「大きな声を出さないように」という、今のコロナ禍での生活様式が身についているのだなと思いました。

 初めはリズム表を見ながら、手拍子を打っていましたが、だんだん「ここはお腹をたたく」「ひざを2回で~」と複雑になってくると、出来る出来ないは関係なく、みんなの顔に笑顔がこぼれます。普段はあまり歌のプログラムに積極的ではない男の子達がピアノの前に陣取って、体を動かしていました。声を出せなくても大きな動きで表現することで、「伝わる」「楽しめる」ということが実感出来た時間でした。

また工夫しながら、子ども達の自由な表現の場を、もっともっと提供していきたいと思っています。


(学童クラブ「あゆの学校」 前田 享子)