2020年11月26日木曜日

いじめについて考えてみる

  横浜YMCAでは、「いじめをなくそう!」の気持ちを持って、『ピンクシャツデー』の取り組みを続けています。

厚木YMCAでは、毎月第4水曜日を「今月のピンクシャツデー」として設け、各部門で様々な形で、小さな取り組みを行っています。

 11月25日(水)、健康教育部の幼児水泳クラスでは、まずいじめについてリーダーからお話を聞いて、みんなでピンクのビート板を使用して、練習を行いました。まだ幼い頃からいじめのない世界を作る気持ちが育ってくれると嬉しいなと思っています。


 学童クラブ「あゆの学校」と児童発達支援 あつぎでは、指導者がピンクのTシャツを着て子ども達を出迎えました。YMCAに何年も通ってくれている子ども達は「あ!今日はピンクシャツデーだね」とすぐに気づいてくれました。学童クラブでは、そこから「この間こんなことがあってさ」など、みんなが日々思っていることが、次々と言葉になって出てきていました。「こんな嫌なことがあった」という被害者の気持ち、「でもケンカした時に、こんな嫌がらせしちゃったことがある」という加害者の気持ちもとび出して、それについての小さな話し合いの輪が、学童ルームのあちこちに出来ていました。みんな いじめがいけないことは分かっているけど、どうにもならない気持ちの時があるんだという子ども達の本音が聞こえてきました。

学童クラブではおやつの時間を利用して、『きもちってなんだろう ~ けんか』という話を読み聞かせしました。まさに下校してきた時に話したことだったので、子ども達は真剣に、でも自分の気持ちや意見も素直に飛び出した貴重な時間となりました。

 生活の中で様々な状況に向き合う子ども達。今後も意見を交わしあいながら、『いじめ』の問題について考えていきたいと思っています。


( 厚木YMCA 学童クラブ担当 前田 享子)